テラピア減少による漁師が抱える問題@シマパン

テラピア減少による漁師が抱える問題@シマパン

普段から私はYoutubeで暇さえあればPesca en Zimapanという検索をして釣り動画を探しているのですが、その検索傾向からか1年前にこの動画がおススメに出てきました。内容としてはシマパンにはテラピア漁で生活している漁師さんたちが600人いるが2017年以降その漁獲量が大幅に減少したため生活状況が圧迫しており、その原因追及にメキシコのUNAMという大学が動いたという内容です。動画ではテラピアを解剖しているシーンであったり、最新の研究を見せるようなものがあるのでさぞ凄い結果や考察プロセスを見せてくれるかと思いきや、動画の最後でテラピア減少の理由はブラックバスです、なのでブラックバス漁を解禁すべきという突飛な結論で終わる動画です。

メキシコで働いている日本人なら分かると思いますが、このメキシコ人の思考回路が笑えます。
現実的にバスとテラピアが共存している以上は、バスはテラピアを捕食することも考えられるし、それによってテラピアが減るのも納得できます。現実的にその可能性もあるかもしれないというのは理解の上で、その結論に至るまでのプロセスに興味が沸きます。


ただ他の種類の魚の数は過去と比べてどうなったの?等々かなり考慮すべき点があるように素人的には思えてしまいます。
またバスがテラピアを食べたから昔に比べて減ったというには、昔はいまよりバスは少なかったとか、昔のバスはテラピアを食べなかったとか過去の様々なデータが無いと立証が難しい。尚且つバスが食べて減ったということを立証するのも難しいと思えてしまいます。(せめてバスを100匹解剖したら胃袋にテラピアを抱えていたバスが何パーセントとか言って欲しい)

水質などの周辺環境を調べたけど直接原因は分かりませんでしたとは言えず、短絡的にバスの責任にしてしまうのが凄くメキシコ人ですよね。
いずれにせよシマパンにはテラピア漁をして生計を立てている人が存在し、スポーツフィッシングを楽しむ我々のような人種と共存する場合はどうしてもこのような問題は付き物になります。学歴が凄く重要視され影響力があるメキシコ社会にてUNAMのような大学がこのような結論を世に出す以上はしっかりとしたプロセスを踏んでいて欲しいと願う一報で、絶対そうじゃないよなと思ってしまう自分がおりまして。

バス漁が解禁されると、大きなインパクトがシマパンに生まれるはずです。どうゆう決断をとるにせよしっかりとした判断のもとに行って欲しいですが、メキシコなのでそんなこと望んでも難しいよなー。ではでは